たころぐ

興味の向くままに

エアコンの臭い取りにやっていること

はじめに

エアコンを久しぶりに使おうとするとカビ臭かったりしますよね。
いくら快適な温度にできても臭い中で過ごしたくないし、子どもがいると余計に気になります。
そんなわけで、私が実践している自分でできる掃除やメンテナンス方法をまとめてみます。

※私がやっていることの紹介です。実施されるときは自己責任でお願いします。

掃除

フィルターを掃除

これは一般的にみなさんよくされていることだと思いますが、エアコンは部屋の空気を吸い込んで冷却/加温して送風してくれます。
そのとき空気を吸い込むときにホコリなどを取り除くためのフィルターはエアコンを使っていると結構汚れていきます。
リビングなどは食べ物の汚れや臭いなども付きやすいので、定期的に掃除機でホコリを除去したり、水洗いしたりしてきれいにしてあげます。
これだけでもぐっとエアコンの稼働効率が上がり、お財布にも優しくなります。
吸い込んだ空気を冷却/加温するため、このフィルターに臭いがこびりついていたら、エアコンから出てくる空気にも臭いが残りやすくなってしまいます。フィルターをこまめに掃除することで臭いの除去にも繋がります。

掃除のしかた

フィルターを外して、掃除機を吸う。ブラシ付きだとより楽にいけます。
汚れが酷いようなら、古い歯ブラシなどでこすりながら水洗いして、しっかり乾燥させます。

送風口やファンを掃除

送風口やファンには、ホコリやカビが付着しています。
部屋の湿度が高かったり、冷房によって結露したりで、水分を含んだホコリが残ったままになっていると酸化して黒くなったり、カビの発生源になったりしますので、それらを拭き掃除によりできるだけキレイに取り除きます。
自分でやるなら解体まではできないので、外から見える範囲だけでもキレイに拭き掃除します。これだけでもかなり臭いがとれます。
また、ここにホコリやカビがついていると、送風したときに冷たい/温かい空気と一緒にホコリやカビの胞子など吸い込みたくないものが部屋中に撒き散らされてしまいます。きれいにしなきゃ。

掃除のしかた

ファンや送風口の奥の方は、こんな感じの棒の先にブラシがついた道具が売っているので、これを送風口から入れ込んで奥の方までツッコミごしごしします(あまり奥までいれたり力を入れすぎると破損や故障の原因になるので、無理せず優しく)。

便利道具の例:ファンファン(エアコン専用ブラシ)
棒の部分が曲がるので、エアコン内部の形に沿って掃除ができるスグレモノ。結構ごっそり汚れが取れて気持ちいいです。
もっともっと簡易的なものは100均にも売っていたりするのでそれで試してみるのもありだとは思いますが、汚れの取れ方が全然違う気がします。

 

水分が残ったままだとカビが発生したりしてしまうので、拭き掃除をしたあとは乾拭きをし、しばらく送風運転をしてしっかり乾燥させます。

最低温度で結露させ、内部の汚れを排出する

冷房で運転する際、エアコン内部の熱交換器に結露します。取り込む空気の温度と吐き出す温度(エアコンの設定温度)に差があるほどたくさん結露します。そしてこの結露した水は、ドレンを伝って屋外へ排水されます。
この仕組みを利用して、先程の拭き掃除では届かなかった内部の掃除を行います。

最低温度(18℃とか)で1時間ほど冷房運転させます。上記の仕組みによりエアコン内部では結露が発生します。結露で発生した水にカビや臭いの原因菌が付着し、付着したまま屋外へ排水されることで、エアコン内部の汚れや臭いがなくなっていきます。
これをしばらく(久しぶりに使うなら1時間くらい)続けて、臭いがなくなるまで運転します。
その後は、通常の温度に戻してOKです。

試運転中の空気を捨てる

上記のように掃除をしても取り切れない汚れやカビがどうしても残ります。また掃除したことにより浮き出て不安定になっている汚れもあります。
これらはエアコンから吐き出される風に乗って一斉に部屋へ飛び立ってしまいます。
ですので、こんな汚れをたくさん含んだ空気は捨ててしまいましょう。エアコンの送風の向きを調整して、全開にした窓に送り、屋外へ空気を捨てます。エアコンの風量はMAXにしましょう。 このときに扇風機なども駆使して、できるだけ部屋の中に入らないようにします。
先程の最低温度での冷房運転と合わせて行います。送風口からと内部の排水とでダブルです。

おしまいに

上記は、シーズンに入る前、ひさしぶりにエアコンを使用するときに行うことで、かなりきれいな空気となり、快適に過ごすことができるようになります。実際やった場合とやらない場合で部屋の臭いが全然違います。
エアコンが古くなって来ている場合などは、シーズン中毎日使っていても使い始めは臭いが気になることもあります。そのときは、最低温度の冷房にし空気を屋外に捨てるのを15分ほど行ってから、通常利用することで臭いがだいぶなくなり、快適に過ごすことができます。
現在時点で私が行っているエアコンのセルフメンテ方法について、紹介しました。

繰り返しますが、実施される場合は自己責任でお願いします。 内部の汚れがあまりにもひどい場合は、プロのお掃除サービスをお願いするのがよいと思います。