たころぐ

興味の向くままに

個人でもOKな「書類溶解サービス」を使ってみたらQOLが爆上がりした(ワラケン セキュリティーパック21ライト)

はじめに

宅配物の宛名などオンラインショッピングで日々増えていく個人情報を処分するために、これまでは家庭用シュレッダーを利用していました。
しかし、家庭用シュレッダーは一度に細断できる量も少ない上に連続稼働時間が5分など非常に短いので、シュレッダーをかけるのに思いの外時間を取られるのが悩みのタネでした。
しかも耐久性は低く1〜2年、短ければ1年以内に壊れて買い替えていました。
細断後は家庭用ゴミで捨てられるのはお手軽だけど、コスパはなかなか悪いのではないだろうか。。。疲れるし。
そんなことを考えながらシュレッダーをかけていると「バキッっ」という大きな音とともに書類を吸い込んでくれなくなりました。分解してみると軸受がバッキリと割れていました。。。。

これを期に個人で使える書類溶解サービスがないものか調べ、実際に使ってみたので感想をまとめます。

書類溶解サービス

書類溶解サービスって何??

会社とかで機密書類を専用のBOXに入れていくと、そのまま溶解(どろどろに溶かすことで復元不可能な状態にする)してリサイクルに回すサービスを使われているところも多いと思います。あれです。

個人で使える溶解サービスがほぼない!!

調べてみると法人・個人事業主だけが契約できるところがほとんど。
変なものを入れられたときに個人だとややこしくなるだろうから個人向けは大変だからなのかなと想像します。
そんな中でニーズはあるはずだからサービスもあるだろうと根気強く調べら3社ほどありました。

提供会社 サービス 処理方法 追跡・通知 備考
ワラケン www.waraken.co.jp 箱ごと溶解 工場到着時にメール通知。処理完了後に溶解証明書発行。 全国で利用可能。ワラケンのwebサイトから申込み
デルエフ del-f.co.jp シュレッダー後に溶解 工場到着時にメール通知 関東、中部、近畿地方限定。yahoo!ショッピングで発注できるのでユーザーには便利。
日本郵便 www.post.japanpost.jp 箱のまま溶解 郵送状況を日本郵便の追跡サービスで確認 試験運用中。安心感はあるが、申込み時と依頼時にそれぞれ都内の特定の郵便局窓口に実際に行く必要がある。今後の全国展開に期待。

筆者の選択

日本郵便のサービスは、安心感はあるものの申込み時と依頼時にそれぞれ都内の特定の郵便局窓口に実際に行く必要があり非常に大変なので今回は除外しました。今後全国展開されるのに期待します。
ワラケンさんとデルエフさんのどちらにするか。どちらもよさそう。
デルエフさんのほうが少し安かったのですが、このようなサービスを初めて使うということもあり、溶解完了がわかるワラケンさんのサービスを今回は利用しました。

ワラケンさんのサービスの中でもダンボールも送ってもらうものと、自分でダンボールを用意するものがあります。
ダンボールを自分で用意するセキュリティーパック21ライトの方が料金が安いので、今回はそちらを選択しました。
www.waraken.co.jp

使ってみてどうだったか

利用の流れ

  1. webで注文
  2. キット(廃棄書類発送用送り状・セキュリティ便シール・開封厳禁シール・取扱説明書)が届く
  3. ダンボールを自分で調達
  4. 書類を詰める
  5. 集荷依頼(日本郵便)→発送
  6. 工場にて溶解
  7. 溶解証明書が届く(書類郵送かPDFをメール送付か注文時に選択できました)

良かった点

  • 非常に楽。webで注文したらすぐにキットが届き、あとは用意したダンボールに処分したい書類を詰めて、集荷依頼するだけなので、基本的に自宅で対応が完結する。
  • お手頃な価格(地域にもよりますが、1箱なら3000円程度)。クレジットカード決済もできる。
  • ダンボールのサイズが3辺の合計が120cm のものまでで、結構入る。宛名やはがき、学校から配布されるプリントなどを詰めましたがお家の中の書類が一掃できました。

苦労した点

  • 3辺の合計が120cm のダンボールが意外に手に入らない。当初オンラインショッピングで届く箱やスーパーでもらえる箱を使えばいいやと思っていたのですが、残念ながらちょっと小さかったりちょっと大きかったりでピッタリのサイズがなかなかありませんでした。
    結果、私はホームセンターで購入しました(270円くらい)。このサイズの需要が少ないのかバリエーションが少なかったです。
    今回、ダンボール調達が一番苦労しました。

まとめ

非常によかったです。
家庭用シュレッダーはもう買わないと思います。今後は、処分したい書類を溜めて定期的に書類溶解サービスを使っていきます。
我が家は学生もいて、学校から配布される大量のプリントなども処分したいのですがそれでも年に1度のペースくらいで賄えるのではないか予想しています。大人だけなら数年に1度で済むのでは?
それで3000円くらいでこの手間でできるのであれば非常にコスパがよいですし、シュレッダーに拘束される時間から開放されてQOLがとても上がりました。